芸能事務所で新人タレントの指導を行っているヤマグチネコです。
今回は、モデルの仕事の種類についてご紹介します。
- モデルの仕事はどういうことをやるのか知りたい方
- モデルになりたいけど、どんな仕事があるのか分からない方
モデルのお仕事は雑誌モデルやショーモデルだけではありません。
知っているようで意外と知らないモデルの仕事の種類。
モデルの仕事の種類を知っておけば、モデル活動をする上でかなり有利になりますよ♡
モデルの仕事は大きく分けて4種類
いきなりですが、「有名人が友達と一緒にお花見しながら、美味しそうにビールを飲んでいるCM」見たことありませんか?
実は、あの友達役もCMオーディションで選ばれているんです。
モデルの仕事は大きく分けて以下の4種類。
- ショーモデル
- スチールモデル
- CM(CF)モデル
- パーツモデル
”モデルの仕事”と言っても、仕事の種類によって求められるものは大きく異なります。
それぞれの仕事の特徴とお給料事情を少しだけご紹介します。
ショーモデル
日本でのショーと言えば東京コレクション(現在はRakuten Fashion Week TOKYO)が有名でしょう。
パリコレクションやミラノコレクション等の世界四大コレクションの次に位置づけられている世界的なコレクションのひとつです。
他にもデザイナーのコンテストや服飾学校のショー、百貨店のファッションショーにもショーモデルは登場します。
身長は女性なら174㎝、男性なら180cm、海外のショーも視野に入れるなら女性は176cm、男性は185㎝は欲しいところです。
ショーモデルはどれだけ洋服を綺麗に見せられるかがポイントです。
美人であることより、どれだけ手足が長いか、顔が小さいかの方が重要です。個性的な顔立ちが好まれます。
ショーモデルになるには、ショーに強い事務所の所属がおすすめです。
冨永愛さんや杏さんも以前所属していたボン・イマージュは、現在でも多くのショーモデルを輩出しています。
世界で活躍する人気ショーモデルになれば、たった一歩で何万円、1ステージで何百万という高額のお給料を稼ぐことができます。
スチールモデル
スチールモデルとは写真撮影をメインとするモデルのこと。
スチールモデルと言っても種類は様々です。
代表的なスチールモデルのお仕事を詳しくご紹介します。
雑誌モデル
モデルと聞いて、一番イメージしやすい華やかなお仕事ではないでしょうか。専属の人気モデルになればお給料もかなり高額になりますが、比較的お安めのお仕事です。
雑誌モデルといっても、専属モデルや読者モデルだけではありません。
企画に合わせて単発(1回のみ)で呼ばれる場合もあります。
雑誌の数も減ってきて、モデルも厳しい競争です。
しかし、一躍人気モデルになれば、テレビなど他の仕事のチャンスも広がります。
雑誌モデルになるには
- 載りたい雑誌の専属モデルが所属する事務所に応募
- 雑誌で行われる公開オーディションに応募
がオススメです!
http://yamaguchineko.com/model/how-to/application/
広告・カタログモデル
広告モデルといっても、ユニクロやしまむらなどチラシだけではありません。
企業のイメージモデルや新聞広告もあります。
カタログは普段私たちが目にするものだけでなく、スーツや制服カタログなど、一般には流通しない企業向けのカタログまであります。
モデルで商品の売れ行きが左右されます。商品をよりよく見せるポージングが求められますね。
雑誌に比べると、お給料が高額です。
雑誌モデルに比べると地味なお仕事だな・・・と思うかもしれませんが、モデルのスキルを要求される仕事。
一度起用されると、連続してお仕事をいただけるチャンスの多い仕事でもあります。
WEBモデル
最近ではWEBモデルの仕事が増えてきました。
ZOZOTOWNなどのECサイトやブランド独自の通販サイト等です。
1回の撮影では何十着と着替え、かなりのスピードで撮影していきます。(着替えすぎて皮膚がヒリヒリするほど!)
ポージングや表情など高いスキルが要求されます。
1回の撮影料は比較的安価ですが、ブランドによっては週1,2のペースで撮影があります。
定期的に仕事が入るようになると、生活のベースになります。モデルによってはWEBサイトのモデルのみで生活している人もいますよ。
CM(CF)モデル
テレビやネットのCMのことです。
業界ではこのCMのことを
CF(シーエフ)=コマーシャルフィルム(Commercial Film)
と呼びます。
有名人がメインで出演しているCMで、同級生の女の子役だったり、会社の同僚役だったりで出ている人を見かけたことありませんか?
これがまさにCM(CF)モデルです。エキストラではありません。
たまたま近くを歩いていた人に出演を頼んでいるのではなく、事前にオーディションをし、イメージに合うモデルをキャスティングして撮影されています。
オーディションに受かるのは至難のワザですが、CM(CF)モデルは1本あたりのギャラがかなり高額です。
CM(CF)は日本全国で流れるものも多く、家族や友人にもモデルの仕事を見てもらえるチャンスが広がります。
パーツモデル
パーツモデルとは、手や足など体の一部のみを使うモデルのことです。
「手タレ」や「足タレ」などと呼ばれます。
一般的なモデルと違い、体の一部のみを撮られるモデルなため容姿は問われません。ですが、パーツのプロであるために、徹底的なケアを求められます。
手や足だけでなく「髪」もパーツモデルです。シャンプーのコマーシャルでサラサラヘアをなびかせているシーンもパーツモデルを使用しています。
パーツモデルのみで生計を立てるのはかなり難しいです。
しかし、自分の自信あるパーツを活かせる素晴らしい仕事。
パーツモデルが所属するモデル事務所に所属することをオススメします。
1981年から続くジャズモデルエージェンシーや、クリエートジャパンエージェンシーはパーツモデルも多数所属しています。
まとめ
モデルの仕事をショーモデル・スチールモデル・CM(CF)モデル・パーツモデル4種類に分けてご紹介しました。
モデルといっても仕事の種類は様々です。
ショーモデルをやっていると、リアルタイムでお客さんの喜ぶ顔が見られますし、スチールモデルやCM(CF)モデルは、自分がモデルをした商品を持っている人を見かけると嬉しくなります。
モデルのお仕事は自分の特技や個性を生かせる素晴らしい仕事ですよ♡
このページが夢のお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。