2020年食生活アドバイザー検定2級に独学合格したヤマグチネコです。
- 2020年 食生活アドバイザー検定2級取得
- 全くの知識ゼロから3ヶ月勉強(1日1時間〜2時間)
- 使用したのは公式テキスト・過去問題集のみ
- 合格までにかかった費用は全部で11,810円
食生活アドバイザーとは、広い視野に立って食生活をトータルにとらえ、健康な生活を送るための提案ができる“食生活全般のスペシャリスト”のことです。
そんな私が今回は「食生活アドバイザー検定の難易度」についてお伝えします。
食生活アドバイザーは民間資格
最近、白石麻衣さんがCMをやっていることで話題になっている「食生活アドバイザー」
芸能人では仲里依紗さん、佐々木希さん、ローラさんなど多くの芸能人が取得しています。
食生活アドバイザーは、一般社団法人 FLAネットワーク協会が行っている民間の資格です。
栄養士などの国家資格とは異なります。特別な受験資格は特に無く、だれでも受験可能。
食に関する資格は多くありますが、「食について幅広い知識を得たい」という方には初心者でも挑戦しやすい資格です。
食生活アドバイザー検定には1級がない
食生活アドバイザー検定は3級・2級のみで1級試験はありません。
今後1級試験が出来る可能性はありますが、今のところ2級が一番難しい試験です。
合格率は3級は約65%、2級は約40%が平均です。
(ちなみに、2020年11月試験の3級合格率は50.2%、2級は26.5%でした。)
3級、2級ともに試験範囲は変わりません。
3級と2級の違い
食生活アドバイザー検定3級と2級の違いを見てみましょう。
3級 | 2級 | |
受験資格 | 誰でもOK | 誰でもOK |
試験時間 | 90分 | 90分 |
受験料(税込) | 5,000円 | 7,500円 |
出題形式 | マークシート 50問 | マークシート 42問 記述問題 13問 |
合格基準 | 1問2点(100点満点) 合格点60点以上 | マークシート1問2点 記述問題1問3点 (123点満点) 合格点74点以上 |
受験料は3級・2級併願だと12,500円です。併願でも割引がないのでお得感はないですね…
大きく異なるのは出題形式
食生活アドバイザー検定3級と2級で大きく違うのは出題形式です。
3級=全問マークシート
2級=マークシート+記述問題
どちらの級も6割取れれば合格点になります。
2級の記述問題は1問3点なので、記述でどれだけ取れるかが合否の分かれ目になります。
3級2級ともに出題範囲は同じ
3級も2級も出題範囲は変わりません。
ダブル受験を考えている方はテキストをどちらの級も買うと被ってしまうので、2級のテキストのみで全く問題ないです。
6つのカテゴリから出題される
食生活アドバイザーは食生活全般のスペシャリストになることを求められています。
そのため「食べること」に関して、幅広い分野から出題されます。
- 栄養と健康・・・栄養素の働き、病気と食事の関わり、運動と休養などを学ぶ
- 食文化と食習慣・・・調理のコツや献立の工夫、行事と料理、テーブルマナーを心得て、暮らしの中の「食」を学ぶ
- 食品学・・・食品の分類法を把握し、生鮮食品・加工食品の表示、アレルギー表示、栄養表示を読み解く
- 衛生管理・・・食生活の安全を守るために、具体的な食中毒予防の対策をマスター
- 食マーケット・・・流通の役割や小売の形態が多様化する中で、商品を正しく選ぶ目を養い、賢い消費者をめざす
- 社会生活・・・身近な税金や法律、経済など「食」を取り巻く消費生活と社会のしくみについて理解を深める
この6つのカテゴリからまんべんなく出題されます。
範囲が広いので、1つの分野にこだわるよりは全体を網羅する勉強方法が望ましいです。
2級はマークシートの選択肢が多い
食生活アドバイザー検定は3級、2級ともにマークシート問題が出題されます。
3級は5択、2級は6択の中から選びます。
例題を見てみましょう。
2級の問題
Q.つぎの行事食の組み合せで、もっとも不適当なものを選びなさい
- 彼岸・・・ぼたもち
- 土用丑の日・・・うなぎ
- 月見・・・だんご
- 冬至・・・かぼちゃ
- 大晦日・・・そば
- 該当なし
3級の正解は4(”ぞうに”は正月)、2級の正解は6です。
このように2級にのみ該当なしという選択肢が増えます。
もう一つ2級の例題を見てみます。
2級の問題
Q.次のうち消費税の非課税取引として不適当なものを選びなさい。
- 大学の入学金や授業料
- 賃貸住宅の家賃
- 社会保険の医療費
- 埋葬料や火葬料
- 郵便切手
- 該当なし
これも答えは6。このように選択肢6が増えると、一気に選ぶのが難しくなります。
名付けて「鬼畜の選択肢 6」が登場するのです。
6の存在が非常にやっかいなんです。
1〜5番までの選択肢を全て否定できないと選択肢6は選べないので、あやふやな知識だと「6選んで大丈夫か…」とかなり悩まされます。
この問題の場合、「上5つは消費税がかからないものだ」と理解してないと6は選べないですよね。
3級はなんとなくこれかなーで当たっちゃったりもするんですが、2級は鬼畜の選択肢6の影響で合格率がぐっと下がっていると思われます。
知識ゼロでも独学3か月で2級合格は出来る
この記事を読んでいる方で、3級を受けるか2級を受けるかで悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
私も最初は3級から挑戦してみようかな・・・と思いました。
が、食生活アドバイザー検定は3級も2級も試験範囲が同じで、問題の難易度が上がるだけ。
もし3級受かったら半年後の試験で2級受けるか…?と考えた時、自分の性格上おそらく3級で満足してやめるだろうなと感じました。
短期集中の勉強で合格したいと考えている方には、3級2級の併願か、2級のみ受験をおすすめします。
http://yamaguchineko.com/syokuseikatsu-adviser/
まとめ
食生活アドバイザー検定の3級と2級の違いをご紹介してきました。
3級も2級も勉強する内容は変わりません。
「食べること」について幅広い知識を学べるので、食に少しでも興味がある方はおすすめの資格です。
食生活アドバイザー検定に挑戦しようとしている方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。