食生活アドバイザー

【独学で2級合格】食生活アドバイザー検定勉強法を大公開!

食生活アドバイザー検定2級に独学で合格したい!

2020年食生活アドバイザー検定2級に合格したヤマグチネコです。

  • 2020年に食生活アドバイザー検定2級取得
  • 全くの知識ゼロから3ヶ月勉強(1日1時間〜2時間)
  • 使用したのは公式テキスト・過去問題集のみ
  • 合格までにかかった費用は全部で11,810円

そんな私が今回は「食生活アドバイザー検定2級は独学で合格出来るのか」についてお伝えします。

食生活アドバイザーは1級がない

勉強する手元

食生活アドバイザー検定は3級・2級のみで1級試験はありません。

3級、2級ともに試験範囲は変わりません。

大きく異なるのは問題形式!

3級=全問マークシート

2級=マークシート+記述問題

で出題されます。

のちほど説明しますが、マークシートでも、2級は出題方法がなかなかクセモノ。

私自身も知識ゼロからのスタートだったので、過去問を初めて解いた時は1割も解けませんでした…

3級からやればよかったかなーと絶望感じてました。

しかし、勉強していくと問題のクセや傾向がつかめてくるので、焦る必要はありませんよ!

2級は問題形式にクセあり

悩む女性

食生活アドバイザー検定2級は3級と比べて問題形式にクセがあります。

はじめに3級と2級の問題形式の違いを見ていきます。

3級の問題

Q.つぎの盛り付けについての記述で、もっとも不適当なものを選びなさい

  1. 温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たくして味わうようにするのが基本である
  2. 鉢物に盛り付ける場合は、鉢の高さとバランスをとりながらこんもりと山のように品良く盛り付けるようにする
  3. 魚は、背を手前にして頭が左にくるように盛り付ける
  4. 魚に大根おろし、ししとう、はじかみなどを添える場合は、右手前に置くか魚にたてかけるようにする
  5. 刺身のダイコンのツマは、奥に山高に盛る

答えは3(背を奥にするのが正解)

2級の問題

Q.次の食品のうち、遺伝子組み換えの表示対象とならないものはどれか、適当なものを選びなさい。該当するものがない場合には、6を選びなさい

  1.  豆腐
  2.  納豆
  3.  おから
  4.  コーンスナック菓子
  5.  ポップコーン
  6.  該当なし

答えは6(すべて遺伝子組み換えの表示対象商品)

このように2級には該当なしという「鬼畜の選択肢 6」が登場するのです。

この6の存在が非常にやっかいなんです。

1〜5番までの選択肢を全て否定できないと選択肢6は選べないので、あやふやな知識だと「6選んで大丈夫か…」とかなり悩まされます。

3級はなんとなくこれかなーで当たっちゃったりもするんですが、2級は鬼畜の選択肢6の影響で合格率がぐっと下がっていると思われます。

ちなみに2020年11月試験合格率は3級が50%、2級が26.5%でした。

知識ゼロからの勉強法

食アドテキスト

食生活アドバイザー検定は、食に関する検定受けてみたいな〜という軽いノリからスタート。

ちなみに食に関する仕事は全くしていません。

ユーキャン通信講座を受けるほどモチベ上がっていなかったので、

公式テキストと過去問のみでイケるという記事を読み、だったらやってみようかなと受験を決意。

公式テキストはAmazonで購入。


科目別過去問題集は、願書請求の際に送られてくる過去問題集用の振込用紙で支払うと購入出来ます。一般には販売されていません。

3級2200円・2級3300円。

なんと公式テキストより高い!いい商売してますね。

(私はメルカリで買いました。)

公式テキストを一通り読む

公式テキスト

食生活アドバイザー知識ゼロからのスタート。公式テキストをざっくりと読むところから始めました。

テキスト勉強サイクル
  1. 1章分ざっくり読む
  2. 章末の問題解く
  3. 分からなかったところもう一度テキスト読む
  4. 章末の問題解く

1章ずつ完璧にする!ってやるとなかなか前に進まないので、1周したら次の章に進んでました。これを全6章分。

数日経ってまた最初の章に戻るとあら不思議。

全然覚えてない。

また振り出しに戻る。1章ざっくり読んでイチからスタート。

1回読んでいる分、最初より時間短縮出来ます。

これを繰り返していくと、どうしても覚えられないところや苦手なところがあぶり出されて来ます。

合格のコツは科目別過去問題集にあり

過去問題集画像

ゆるっと公式テキスト読み終わったら科目別過去問題集の登場です。だいたい試験1か月前くらい。

※科目別過去問題集は、願書請求の際に送られてくる過去問題集用の振込用紙で支払うと購入出来ます。一般には販売されていません。

一通りテキストは読んだし、過去問やってみようかな…と、とりあえず1章分。

なんだこれ・・・同じ問題なのかよ・・・

と衝撃を受けるはず。

Twitterを見ていてもこんな感想が。

そうなんです。

実際の試験は、公式テキストに載っている予想問題の難易度とケタ違い。

本番の試験に近いのは「科目別過去問題集」です。騙されてはいけません。

ここからは科目別過去問題集を加えたサイクルのはじまり。

科目別過去問題集サイクル
  1. 公式テキスト1章分ざっくり読む
  2. 科目別過去問題集解く
  3. 撃沈する
  4. 分からなかったところもう一度テキスト読む

を一章ずつ繰り返します。これは最初に紹介したテキストのサイクルと同じ流れですね。

そして苦手箇所をあぶり出し。

ついにノートの登場です。

テキスト、過去問題集を一通りこなすと苦手箇所が確実に出てきます。

それをノートにざっと書き出します。

苦手箇所を把握するためだけなので。ほんとにざっくり。

ノート

ノートを半分に折り曲げて単語と意味を並べてました。

2級試験で大事なことは穴をなくすこと

万遍なく出題されるので「この章だけ覚えよう」とかやっても厳しいです。

苦手箇所を潰していくことが合格への近道ですね。

試験1週間前は記述問題対策

試験1週間前までには食生活アドバイザー公式の科目別過去問題集サイクルを2〜3周してました。

あと1週間。

ここからは記述問題対策に入っていきます。

2級のみ13問分の記述試験があります。

2020年11月試験には「心筋梗塞」を記述で答える問題があったのですが

「梗塞」だったか「硬塞」だったかですごく悩みました。

なので、勉強中に「漢字が難しいな…」と感じたワードは、とりあえずいらない紙に書いてみるといいと思います。

※余談ですが、2020年12月試験で話題沸騰だった「ボロニアソーセージ」事件。

記述問題なんですが、

ソーセージは、「腸詰め」とも呼ばれ、その大きさによって「ウインナーソーセージ」「フランクフルトソーセージ」「○○○○ソーセージ」の3種類がある。

空欄に入る単語を答えなさい。

という衝撃の問題がありました

これ、公式テキストに載ってないんですよ。(載ってたらごめんなさい。私は見つけられませんでした)

私も当然分からなかったのですが

突如頭の中にサイゼリヤの「ミートソースボロニア風」が出てきて「ボロニア」とヤケクソで書いたらあってました。ありがとうサイゼリヤ。

試験前日

殴り書きした苦手ノートを8割程度は頭に入れ、過去問もざっと一通り解く。

意外とテキストの端に小さく書かれた文字が問題になっているケースも多くあるので、今まであまり目を通せてなかったこのあたりを読む。

今更ジタバタしても仕方ないので、ゆっくりお風呂に入りしっかり寝る。

試験当日

私は某調理師専門学校が試験会場でした。

受験者は見たところ女性が8割くらい?学生さんからご年配まで幅広い受験層でした。

試験は90分。60分以降は途中退出できます。

試験ではとにかくしっかり問題文を読むこと

時間はたっぷりありますので、ひっかけ問題に引っかからないように慎重に回答していきます。

(私もひっかけ問題にかなり引っかかってました)

試験1週間前後で模範回答が出ますので、試験問題に回答を書き写しておくのを忘れずに。

合格発表まで

模範回答でだいたいの合否は分かってしまうのですが、実際に合格発表が来るまでは不安…

特に私は合格点ギリギリだったのでソワソワしてました。

結果、80/123点で無事合格。合格点が74点だったので超ぎりっぎりでした。ありがとうボロニアソーセージ。

かかった費用

貯金箱

独学で食生活アドバイザーを受けるのにかかった費用は全部で11,810円でした。

2級受験料7,500円
公式テキスト2,310円(Amazonで購入)
過去問題集2,000円(メルカリで購入)
合計11,810円

資格試験って結構費用がかかるものが多いので、お手軽な費用で資格取得ができるのも食生活アドバイザーが人気の理由かもしれません。

まとめ

食生活アドバイザー

食生活アドバイザー独学での2級勉強法をご紹介してきました。

知識ゼロからのスタートでしたが、なんとかすれすれ合格。

雑学的な知識から栄養や健康に関する知識まで幅広く学べるので、食に少しでも興味がある方はおすすめの資格です。

食生活アドバイザー2級試験に挑戦しようとしている方の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
ヤマグチ ネコ
プロモデルとして、雑誌からショーに至るまで約10年活動。現在は芸能事務所で新人レッスンを行いながら、フリーライターとしても活動中。 トレーニングと美味しいコーヒーをこよなく愛するアラサー。