今回は、外見篇に続き、モデルになるための条件-内面篇-をお話します。モデルにとって、見た目の美しさはもちろん大切ですが、同じくらい内面の要素も大切になってきます。多くの人が見た時に、「応援したい」と思ってもらえるようなモデルであることが非常に重要です。
モデルにとって大切な内面について詳しくご紹介していきます。
http://yamaguchineko.com/ppearance/
この記事を書いている私は、元々プロのモデルとして活動していました。
- プロのモデルとして約10年間活動
- 日本モデルエージェンシー協会のモデル事務所に所属していた
- 現在は芸能事務所で新人モデルの指導を行う
モデルになりたいと思った10代。誰もモデルになる方法を教えてくれる人はいませんでした。
色々失敗しながら、何とかプロのモデルとして活動できるようになりました。
自分がモデルを始める時にこれを知っていたら、もっと苦労せず活動できたなぁ…
と思ったことを素直にまとめたブログです。
モデルの内面条件で大事な3つのポイント
モデルとして大切なことは何だと思いますか?可愛いこと?足が長いこと?ポージングが上手なこと?
モデルでそういう子は溢れるほどいます。その中で勝ち残っていくにはどうすればいいのか。ずばり、スタッフさんやクライアントさんに
「もう一度一緒にお仕事したい!」
と思ってもらうことです。
「カワイイけど内面が残念だな…」と思われてしまうようだと、一時的に売れたとしても長続きしません。
そこで、モデルに必要な内面の要素を考えてみました。
- 積極性がある
- 感謝の心を忘れない
- 自信をもつ
この3つの要素はどれもモデルにとって非常に大切なこと。この3つさえ押さえていればモデルとして大きく成長できます。それぞれ詳しくご紹介します!
モデルには「積極性」が不可欠
モデルが仕事をしていく上で、積極性というのは外せません。
ここで言う積極性というのは「仕事に積極的になる」こと。つまり、
- 仕事に対して、受け身でない
- あきらめない
- 自分をもっと磨こうと努力する
ということです。
「事務所が仕事もってきてくれるから」「このままの私で大丈夫」というような受け身の姿勢では、長く続きません。
初めからポンポンと仕事が決まるモデルなんて、ほんの一握りだけ。
ほとんどのモデルが、何百回とオーディションを受け続け、たくさん涙を流し、悔しい思いをしながら必死に頑張っています。
モデルの世界は”イス取りゲーム”です。常に売れっ子モデルのイスに座る順番待ちをしているのです。
あきらめたらそこで終わり。しかし、あきらめなければ必ずチャンスはやってきます。
そのチャンスが来た時につかめるかどうか。それに全てがかかっています。
私自身も、大きなチャンスになるオーディションがありました。しかし、最後あと一歩でつかみきれませんでした。後から「あぁすればよかった」「こうすればよかった」と思っても遅いことを身に染みて感じました。
チャンスが回ってきたとき。
そこから準備をはじめるのか。「いつでもOK!準備万端」の状態なのか。
大きな差が開きます。
常に感謝の心を忘れない
これは学校でも言われ続けるようなごくごく当たり前のことです。一般社会でも大切なことですよね。
モデル業界、芸能界はたくさんの人たちによって支えられています。
今テレビで流れているCMだって
事務所スタッフがモデルを必死に売り込み、スタッフチームが一丸となって良い作品を作ろうと頑張った結果です。
新人時代にあまり苦労せずに仕事が入ってくると「自分の力がすごいんだ」と勘違いすることも。この勘違いが態度に出たら大変。
あっという間に評判が悪くなり
「あの子は、現場での態度が悪いから次呼ぶのやめよう」
となってしまいます。
モデルとして活動しはじめたら、常に「自分の周りで、たくさんの人が動いてくれているんだ」という意識を忘れないようにすることが大切です。
ただ勘違いしないでほしいのが、
「感謝の心をもつ=媚を売る」ということではないということ。
しっかり「プロのモデルとしての仕事」をし、礼儀正しくいれば全く問題ありません。
自分に自信があるモデルこそ輝ける
最後に「自信を持つ」ということがとても大事。
雑誌のモデルさんを見たら、「キラキラしててかわいいな」って思いますよね。内面からあふれ出る自信というのは必ず見た目に表れてきます。
でも自信を持つと言ったって、そんなすぐに自信を持てたら苦労しません。
私が思うに、「毎日少しずつ、モデルとして何かを頑張る」ことが大切だと思うんです。
具体的に言うと
- ジムに行ってトレーニングをした
- 姿勢良く、授業を受けた
- 雑誌を読んだ
- 早寝早起きした
- バランスのいい食事をとった
とか。本当になんでもいいんです。
それを日記のように毎日書く。アプリでも。誰にも見せないので。
私も、所属事務所にこれをやるように言われて、「一流モデルへの道」ノートというのを作ってました。
切り抜きはったり、見に行った映画の半券貼ったり。ジムの記録書いたり。
そうすると、少しずつでも前に進んでいる感じがするし、ちゃんと自分頑張っているなって思いませんか。
一気に高い山を登るのは難しいけど、たとえ一段ずつでも毎日階段を上がっていけば必ず上に登っていけます。
それが自信につながる。
「どうせ私なんか…」と思ってるモデルさんより、自信があるモデルさんの方が、確実にモデルとして頂点を目指していけますよ!
まとめ
プロのモデルとして大事な3つの要素についてご紹介しました。
外見って変化が分かりやすいけど、内面は見えないから変化が分かりにくいかもしれません。
でも、「私はプロのモデルになるんだ」という強い意識さえ持っていれば、おのずと内面も変化してきます。
外見と合わせて、内面磨きも頑張れば、愛される素敵なモデルさんになれますよ。
このページが夢のお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。